SAI DANCE FESTIVAL 2023 ご報告
SAI DANCE FESTIVAL 2023
会場にお越し下さった皆さま、並びに関係者の皆さま、
誠に有難うございました。
昨年に引き続き音を担当させて頂きました
伊邪那美『Concursio』
本作品の音は高校3年生の頃に創ったもので、今回はそれ
をブラッシュアップしました。
地面を沢山観察して、土を知り、死を知り、分岐を知り
。
それらは全て空間を立ち上げることに、そして最終的に
は皮膚感覚へと繋がります。
私が音で実現したいのは、快感と痛みを併せ持つ「鳥肌
以上の皮膚感覚」。
舞踏に最も強く惹かれた部分、そして自分から湧き出た
言葉たちを咀嚼し、音ではなく言葉に落とし込みました
。
例え劇場がサウンドデザインが難しい構造であっても、
その皮膚感覚を発すための空間を立ち上げる音。
私の課題です。SRではない部分で先ずは立ち上げねば。
魅せねば。
しかし終演後、多くの方々から「皮膚が圧迫された」「
皮膚の内側が引力で引っ張られているような感じがした
」等の感想を頂き、自然に「皮膚」という言葉が生まれ
ているということに自分でもかなり驚きました。
持つべき質量感が更にはっきりと見えた気がしています。
そしてこの度、韓国にて開催されますDaeg International
Dance Festivalへの招聘を頂きました。
本当に光栄ですし、日本の身体性・質量感に対する海外
の方の反応を知る素晴らしい機会になると思います。
更に音を磨き、鳥肌以上の皮膚感覚を発すべく空間を睨
みます。
今後とも、よろしくお願い致します。
全ての出逢いと愛に感謝です。
salta
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